

仏教教室シリーズ⑧縁起
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の学びは「縁起」です。 縁起には、「良い」「悪い」があると思いますか。 真言宗の中でも醍醐派に縁があったので山伏になりました 日本語としては、確かにそのような使い方があります。しかし、仏教語としての「縁起」には、良いも悪いもありません。それは、これからお話しする内容をお聞きいただければ分かると思います。 「因縁生起」という言葉も同じ意味を表しますが、その中の「縁」と「起」を合わせて、仏教の根本真理として「縁起」といいます。 では、それは何かというと、 因 → 直接的な要因(例:種) 縁 → 間接的な要因(例:土、水、太陽) 果 → そこに現れる結果(例:実る果実) このように表すことができます。 例えば、私自身のことを例に挙げると、36歳のときに「良いお坊さんになりたい」と決意しました。これを「発心」といいますが、これが「因」という種だとします。しかし、それだけではお坊さんにはなれません。 醍醐寺伝法学院という土に


仏教教室シリーズ⑦八正道(3)
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の仏教教室は八つある八正道も最後の二つとなりました。今までの6つは憶えていますか?(無反応) この無反応は「記憶にございません。」ですね! おさらいしましょう。 (ホワイトボードに書き書き) 1.正見(正しく見る) 偏見や思い込みで物事を見るのが、あたりまえになっているのが人です。皆さんは、外国人がいたら、ニュースで聞いたことを鵜呑みにして先入観をもって見ていませんか?昨日、刑務所を出てきた人がいたら、イコール悪い人だと思いませんか?高学歴や有名な会社に勤めていれば、優秀な人だと思い込んでいませんか? どれもこれも、実際に自分の目で確かめていないのに、偏って思い込んで事実を見ていませんね。ちゃんと自分の偏見のない目で見る、これが八正道の最初にくる正見です。 2.正思惟(正しく考える) 人には三毒が必ず備わっています。貪瞋痴の三毒は生まれたときに既に持っているものです。貪は欲しがる心です。欲と言われるものですが、何で


ーお大師様が願ったことー
初大師のお護摩が終わっての法話 今日は令和8年最初の弘法大師のご縁日”初大師”です。 皆様、よくお詣り下さいました。かつて、この山では一番のご縁日だったので2日間にわたりご縁日を行い、世話人さんが集めてきた御札で護摩壇の前が山になるほどの祈願を行っていたのだそうです。 現在では少々、お詣りが少なくなっていますが、かつて、この神崎寺では農家の主婦たる女性が中心に信仰を支えてくれて、忙しい中にも信仰を大切にして時間を都合することができたのですが、現代は女性もほとんどが勤めに出るようになり、時間が自由にならなくなった時代なので、やむを得ないところでしょう。そんな中で大寒の本当に寒い日にお詣り下さいました皆様の信仰と徳の高さに敬意をお伝えしたいです。 「よくお詣り下さいました!」 さて、お大師様こと弘法大師空海という宗教者ですが、数ある日本の歴史上の宗教者の中においては比類のないほどの実績や多くのものを現代に至るまで残してくれている存在といって間違いないことでしょう。 お大師様が伝えた密教の全てをお伝えすることは難しくて、浅学の私ではなおさら難しいところ











































